ドンジンおすすめ★屋内用アンテナ金物

こんにちは!東日本営業スタッフ、ドンジンです。

本日は屋内用アンテナ取付金物を紹介させていただきます!

金物なんて簡単につくれるかと思われがちですが、実はこちらの商品、すごく手を凝って作られております。

それでははじめます!

そもそもどこに使う品物?

一般的な屋外の基地局はこんな感じです。

ビルの上など高い場所にアンテナを設置し、遠くまで電波が行き渡せるようにしていますね。

ですが、ビルの上層階や、地下、大きい商業施設などの中までは、外の電波は届きません。

そこで屋内の基地局を建設する必要があります。

屋内基地局はどこにある?

普段ではみえないところに隠してあります。

ビルの機械室などにメイン装置をおき、装置からケーブルを各フロア、部屋に張っていきます。

アンテナや配線は外には出さず、みえない天井裏に設置するのが一般的です。

みなさまが勤めている会社ビルや普段買い物に行っているスーパーの天井裏にも基地局のアンテナが付いているかもしれません。

天井裏に設置されたアンテナ。天井越しに電波を発しています。
アンテナ上から見下ろした写真。下のボードは天井面です。

天井裏か…狭そう

そうですね。天井裏って狭いですね。

後、建物の中の基地局工事、特にアンテナ設置工事はテナント営業終了後から朝のオープンまでのわずかな時間にしかできない!

そこで

使いやすいアンテナ金具の開発に至りました。

協力いただいたのはアクトシステムさんという会社です。

アクトさんはメーカー以前に工事会社のため、職人目線で、現場で使いやすい商品を開発します。

工具いらず手締めで設置できる!

蝶ナットを使っているため、ナットは手でつかめます。

天井裏の暗くてせまい空間で工具を使用すると、落とす恐れもありますし、姿勢が取れないこともあります。

手で絞めるだけで設置できるのは大きなメリットです!

寸切りボルトに設置するときは、このように蝶ナット+Lボルトを利用します。

寸切りボルト側からの写真。

天井裏のケーブルラックの時はFボルトで固定できます!

ケーブルラックに取り付けるときの写真

重量はDOWN!強度はUP!

こちらの写真をご覧ください。

従来のアンテナ金具。アンテナをおおう板状の黒い金物です。

ご覧の通り、最初はアンテナを覆う鉄板の面積が大きかったですが、重量を最小限にする為改良させて頂きました。

現在の金物の形状。無駄な金物部は大幅にカットされています。

現在はここまでスリムな金物になっています。

余計な部分をカットしながらも強度が落ちないようにしっかり広い面に折り曲げを入れています。

重量が軽いのは持ち運び、設置などすべてに対して大きなメリットになります。

表面はカチオン塗装で見た目もよく、錆びにくくしています。

※カチオン塗装とは

低濃度で水溶性の電着塗料(陽極とする)中に、被塗物(エバポレータ等)を浸漬させ陰極とし、直流電流をかける電着塗装の一種です。
電極付近では塗料が化学反応を起こし不溶性の樹脂(ポリマー)となり、複雑な形状質も(部品の不溶接部の隙間までも)ピンホールなく均一で密着性の良い厚い塗膜を形成します。

http://www.n-denka.co.jp/products/cation/

こうやって作ります。

以前、制作工程を見学する機会があったため、そのときの様子です。

まず、塗装前の鉄板加工です。

鉄板に穴加工などを施しています。(塗装は別工程)
作業中の工作機械の様子。
ほかにも数種類の機械があり、作業のほとんどを人間ではなく機械が行っています。

アクリル加工もアクリル板を切り出しています。

アクリルの切断作業の様子。
板の周りに散っているのは削ったアクリルの粉末です。

完成したものがこちら!

アンテナ種類によっては電波反射防止のため、一部アクリルを使用する場合もあります。
施工後のアンテナの取り付け状態

まとめ:アンテナ金物は現場でつかいやすい!

美貴本は常に施工性を考え、現場目線からモノ作りを行います。

鉄物以外にもアクリルのような加工の難しい材料も専門の会社と協力し、理想な形を作ります!

こんなことも出来るかな…?という声、お待ちしております!

最後に

もうすぐ東日本大震災から8年が経ちます。

こちらは以前陸前高田の現場に行った際に取った奇跡の一本松です。

「がんばろう!東北!」

「がんばろう!日本!」

東日本営業スタッフ ドンジン

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